法律トラブル相談集

専有部分のトラブル

専有部分への立ち入りについて
 理事長をしています。区分所有者から「自宅で学習塾を開設したいので許可してほしい」との申し出がありました。当マンションの規約では「専有部分を専ら住宅として使用するものとし、他の用途に供してはならない」と定められていますが、自宅で学習塾を開設することは規約に反することになりますか。

answer

 マンションの区分所有者は、「建物の保存に有害な行為その他建物の管理又は使用に関し区分所有者の共同の利益に反する行為」(区分所有法第六条第一項)をしない限り、専有部分をどのような用途にも使用できるのが原則です。
 しかしながら、多くのマンションでは、規約で「専ら住宅として使用する」というように専有部分に用途制限が加えられています。この場合、専有部分の用途が「専ら住宅として使用する」にあたるか否かは、居住者の生活の本拠があるか否かによって判断されることになり、さらに、生活の本拠で有るために必要な平穏さを有することも求められます。
 本問が具体的に規約に違反するか否かは、次のような基準で判定する必要があります。
(1)個別指導などの形態で極少人数を対象に自宅で指導する場合は、他の住戸に特別な影響を与えるものではないので、問題ないでしょう。
(2)一般的な学習塾でも少人数では問題ない場合もあるが、やはり規模や人数、時間帯や頻度などを考慮して判断する必要があり、住宅地にあるマンションでは用途制限に違反する場合も出てくるでしょう。
 いずれにしても、住宅の使用方法の良し悪しを定義づける客観的な基準を設けることは困難です。マンションの実情に応じて、規約や細則で、用途制限に違反する営業行為等の判定基準を定めておくのも一つの方法です。

編集/合人社計画研究所法務室
監修/桂・本田法律事務所本田兆司弁護士

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