法律トラブル相談集

専有部分のトラブル

相続人がいない場合の部屋はどうなるのか
 理事長ですが、ある区分所有者が死亡して相続人がいないようです。今はそのままにしていますが、この部屋はどうなるのでしょうか。

answer

 相続人がいない場合の財産の取り扱いとして、特別縁故者(生前に被相続人と生計を同じくしていた者、被相続人の療養看護に努めた者など被相続人と特別の縁故があった者)への分与、国庫への帰属が考えられます。
(1)配偶者・子(子が死亡している場合には孫)
(2)直系尊属(被相続人の父母以上の血族)
(3)兄弟姉妹
 これらの相続人が死亡・行方不明または相続権を放棄した場合に相続人がいないことになります。
 さて、問いのケースですが、相続財産が区分所有物であるために、専有部分と敷地利用権の一体性が問題になります。左表のように昭和五八年の区分所有法の大改正前では権利の帰属先が異なっていました。
 ただし、これも昭和五八年の改正後の区分所有法では、一体性が確保できるようになりました。つまり、専有部分の新所有者が同時に敷地利用権も有するわけです。

  昭和58年改正前 改正後
専有部分 特別縁故者又は国庫 特別縁故者又は国庫
敷地利用権 他の共有者 特別縁故者又は国庫

 いずれにしても、相続人がいないことを法的に確定し、財産を処分するにあたっては家庭裁判所の審判が必要です。

編集/合人社計画研究所法務室
監修/桂・本田法律事務所本田兆司弁護士

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