法律トラブル相談集

総会・理事会の運営

事前に通知している案と違う内容で承認された管理規約の改定は有効か
 管理規約の改定を議案とする臨時総会を開催しました。総会の場で事前に通知していた案から若干の変更を加え、区分所有者及び議決権の四分の三以上の承認を得て可決されました。事前に通知している案と違う内容で承認されましたが、この改定は有効なのでしょうか。

answer

 問の規約の改定のように特別決議を要する場合は、その議案とその要領(決議内容についての案を要約したもの)も通知しなければなりません。そこで、規約改正の議案の場合は、規約の新旧の対比表を付して、提案とするのが一般的です。
 議案だけでなくその要領も知らせる目的は、各区分所有者が、事前に決議する内容を検討したうえで、集会に臨んでもらうことと、さらに集会に出席できない区分所有者には、この議案と要領をもとに書面決議により、議決権を行使してもらうためです。
 よって、明らかな誤字、脱字の修正という変更は可能ですが、通知している議案と内容の異なる議案での決議は許されません。
 しかしながら、あまりにも厳密に運用するとたった一ヶ所の表現が明確でない為に議案全体が否認されるということにもなりかねません。
 そこで、議案に『改定の主旨に沿った範囲での若干の字句の追加、修正も併せてご承認ください』という旨の但し書きを付しておけば、総会において出席者の総意により、若干の字句の変更はすることができるといえます。
 ただし、その変更部分が、議案の主旨を逸脱していたり、異なる意味合いが生じる場合は、改定の決議をされた規約は効力を有しないことになります。

編集/合人社計画研究所法務室
監修/桂・本田法律事務所本田兆司弁護士

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