法律トラブル相談集

総会・理事会の運営

総会での質問の対処のしかたは
 管理組合の理事長をしています。今度の総会で議長を務めるのですが、要領がよくわかりません。総会の場で出た質問について、説明を拒否したり、即答できない場合は調査して後日説明することは認められますか。

answer

 区分所有法では、規約に別段の定めがある場合を除き、通常の総会の議長は管理者である理事長が務めることとされています。総会開催に当たっては、開催日、開催場所、議案の内容について全区分所有者に通知する必要があります。そして、総会の場で決議されるのは、前もって通知されていた事項に限ります。
 本問のケースですが、質問が通知されていた決議に係わる事項に関してのものか、そうでない事項かによって、異なります。
 決議事項に係わる事項に関する質問であれば、提案者たる管理者としては、その目的や必要性など提案理由たる事項について、十分承知しているはずであり、議決権を行使するうえで必要な内容については、答弁する必要があります。仮に、答弁に調査の必要があれば、決議できない事態が生じることもありますから、議決権を行使するうえで、必要な事項(例えば、修繕費用の事前見積り)などは、事前に調査しておくことが必要です。また、管理会社に管理事務を委託している場合には、答弁の補助のために、同席してもらうのがよいでしょう。
 なお、質問と称して意見が述べられる場合があります。これは質問ではないので答弁する必要はありませんが、意見の中にも、議決権を行使するうえで、誤解のある事項などがあれば、誤解を解くように努めるのがよいでしょう。
 前もって通知していた事項に関係のない質問であれば、答弁できるものは回答するのがよいでしょうが、不適当と思った場合には、答弁しないこともできます。また、調査を要するような質問には、調査した後に回答するのがよく、不正確な答弁をして議事を混乱させないためにも、即答しないほうがよいでしょう。その他にも、答弁することにより人のプライバシーや名誉を傷つける恐れのある質問には、答弁を拒否してもよいでしょう。

編集/合人社計画研究所法務室
監修/桂・本田法律事務所本田兆司弁護士

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