法律トラブル相談集

生活ルール

「ペット一切禁止」は可能か
 私のマンションの使用細則には、「他の居住者に迷惑・危害をおよぼす恐れのある動植物を飼育することを禁止する」とあります。この条項を総会で「ペットを飼うことを一切禁止する」と変更するのは可能でしょうか。

answer

ペットの飼育に関しては管理規約の別規定である使用細則などで一定の制限を定めている例が多くみられます。問いのマンションでも「迷惑・危害をおよぼす恐れのある動植物」といった例を挙げてこれらの飼育を禁止しています。「迷惑・危害をおよぼす」とは猛獣や猛禽類(性質が荒々しい肉食の鳥類)はもちろん禁止ということですが、小鳥であってもベランダの鳥小屋で何十羽も飼うとなると鳴き声や異臭などが問題となるケースがあるでしょう。要は他の住人から「迷惑である」との申出があり、その迷惑の程度が通常容認しがたいものであると考えられるような動植物の飼育を禁止している、と考えるべきです。
 「ペットを飼うことを一切禁止」と使用細則を変更することは可能ですが、その趣旨は他の居住者に「迷惑・危害をおよぼす恐れのある」動植物の飼育を禁止するものと解されます。
 分譲マンションを購入するということはその住居の中で共同の利益を害さない範囲で生活を営む権利を有するわけです。ペットの飼育や、音楽の鑑賞なども含めて生活を営む権利なのです。金魚や小動物の飼育まで含めて一律に禁止するのではなく、分譲マンションは多数の居住者が生活している現実を認識し、できるだけ快適な居住環境を確保できるように問題が発生した事例ごとに、管理組合を中心に協議してひとつずつ解決策やルールを決めていくという運営方法が求められます。

編集/合人社計画研究所法務室
監修/桂・本田法律事務所本田兆司弁護士

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