法律トラブル相談集

マンションの基本的事項

所有者の変更手続きについて
 理事長をしています。当マンションは築三〇年経ちますが、管理規約の原本が保管されていません。管理組合としてどのように対応すべきでしょうか。

answer

 集合住宅であるマンションでは、生活スタイルや考え方が異なる人が居住しています。管理規約は、そのような建物で良好な住環境を確保したり、管理組合の円滑な管理業務を行うことを目的に作られています。区分所有法第三三条では、この管理規約の取り扱いについて「管理規約は管理者(一般的には理事長)が保管すること」「利害関係人の請求があったときには、閲覧を拒めないこと」「規約の保管場所は建物の見やすい場所に掲示しなければならないこと」を定め、同法七一条にて義務違反者に対する罰則規定を設けていることからも、その重要性を容易に理解することができます。
 しかしながら、築年数が経過したマンションでは、管理規約の原本を紛失してしまっている場合もごくまれに見受けられます。そのような場合には、次のような手続きで管理規約原本を整備しておくとよいでしょう。
(1)新築マンション分譲時の管理規約案が残っているとき
 総会において、分譲時の管理規約案を原本と認める議案について承認を得る。
(2)分譲時の管理規約案が残っていないとき
 新たに管理規約案を作成し、総会において承認を得る。
 いずれの手続きによる場合でも、管理規約の制定または変更に当たるため、組合員数及び議決権総数の各四分の三以上の賛成による特別決議が必要です(区分所有法第三一条)。
 お問い合わせのマンションは、築後三〇年を経過しているため、現在のマンション事情にあわせて、新たな内容で管理規約を整備することを検討されてもよいのではないでしょうか。その際は、国が作成した「マンション標準管理規約」(平成二三年七月改正)を参考にされることをおすすめします。

編集/合人社計画研究所法務室
監修/桂・本田法律事務所本田兆司弁護士

法律トラブル相談集

資料請求

ウェンディネット

お知らせネット

全国一のマンション管理網

ISO取得

管理委託契約書

重要事項調査依頼受付

ページトップへ戻る

マンション管理の合人社計画研究所 | サイトマップ | プライバシーポリシー | 関連グループ一覧